
妥協か放棄か?
妥協か諦めか
診断に際しては強気に臨み、決してあきらめずに可能性を探り、治療計画の立案に際しては、どれかが失敗した場合の対処法を考えて弱気に出ることが必要であると、本講演において演者は述べた。
その例として、上顎洞までの骨量が限られている場合の対処法として意図的傾斜埋入法ついて報告があった。
意図的傾斜埋入法は、上顎洞に手を加えて異物を持ち込まなくて済むことに加え、初期固定に優れて高い支持能力を備えるという利点がある。
傾斜埋入されたフィクスチャーは、単独歯欠損修復では力学的に弱いが、複数支台の連結修復では各方向からの力に対する抵抗力は高くなる。 講演の最後には、温故知新(進・真・伸・慎・止)という言葉を軸に、歯科医師としてあるべき姿について語られた。

このレクチャーの受講によって以下を学ぶことができる。
- 治療計画の立案に際して考慮すべき難症例とは何か
- 上顎洞までの骨量が限られている場合の意図的傾斜埋入方法
- 先達により確立されてきた長期症例から再検証していく考え方






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